利益貢献度を分析して優良取引先を可視化経営理念の実現を目指し財務改善に取り組む
運送業
運送業の地位向上を目指して変革を進める社長と長年現場を纏めあげてきた役員の間で意見の食い違いが生じることもあり、専門家の客観的な経営診断を受けることで、自社の取り組むべき課題を見つめ直そうとしている。
ご依頼内容
- 既存の営業活動が利益確保に繋がっておらず、営業強化すべき取引先の見直しを行いたい
- 数年前からの設備投資の影響でリース債務の返済が重くなっており、資金繰りを改善させたい。
- 従業員が運送業という仕事に誇りを持って働くことができるように職場環境を改善させたい。
支援成果
- 利益貢献度に着目した優良取引先の選別を行い、顧客に応じた営業戦略を採ることで粗利率が改善した。
- 取引先に対する値上げおよび支払い条件の改善交渉、遊休車両の売却により、資金繰りが円滑化した。
- 従業員に新社長の経営理念を伝え、待遇面向上にも取り組むことで、人が集まり、育つ職場となりつつある。
専門家のアドバイス/中小企業診断士
取引先、従業員に物流が重要な仕事であることを伝え「運送業の地位向上」という経営理念を実現するために意欲的かつ行動的な社長でした。
職場環境は整いつつあり、今後は売上ではなく利益に着目した優良取引先の確保と経営のスリム化が課題となります。
お客さまの声
取引先ごとの利益率が可視化されたことで効果的な営業活動が可能となりました。
コロナ禍により経営診断を受けた当時とは外部環境が変化してしまいましたが、診断報告書を参考にしながら自社にて修正計画を策定し、全社一丸となって改善に取り組んでいます。